たそらぼ

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play framework 2.7.x の開発環境構築

Play Framework 2.7.x の環境構築の方法です。


仕事でplay frameworkを使うので、自宅用に環境構築をしました。
自分はJavaで書いているので、一応、Java用途を念頭に書いています。
バージョンによってbuildツールが違うので、ものすごく混乱するんですよね。
よくよく調べると簡単に構築できたので、やってみましょう。

play framework

Java & Scalaフレームワーク
Ruby on rails ライクにMVCモデルでウェブアプリを構築可能。
www.playframework.com

Scalaを使う。
Javaプロジェクトで作成する分には、Viewで少し使う程度なので、正直あまり知らなくても問題なし。

buildツール

play frameworkのバージョンによって違うのでめちゃくちゃ混乱する。
バージョンで分けると以下のかんじ。
・2.5.x以降  sbt
・2.3.x~2.4.x activator
・~2.2.x   play

自宅で自作する分には、最新のバージョンに倣ってsbtでやればOK。
業務のアプリケーションの互換性の関係で、低いバージョンを使う際には注意する。

開発環境構築

環境

OS:windows10
play framework:2.7.1
OpenJDK:12.0.1
sbt:1.2.8

Play requirementsを参考にJDKとsbtをインストール

www.playframework.com
必要なツールはだいたいrequirementsのページに書いてある。
2.7.1では
 ・Java SE 1.8 or higher
 ・sbt - we recommend the latest version
とのことなので、リンクから必要なインストーラーを落としてインストールする。

JDKは適当な場所において、binにPathを通す。また、JAVA_HOMEにJDKのrootを設定しておく。
sbtはとりあえずデフォルトでインストールしておく。

プロジェクトの作成

プロジェクトを作成したいところに以下のコマンドで作成する。

sbt new playframework/play-java-seed.g8

ちなみに、playframework/play-java-seed.g8はテンプレート名。
sbtで利用できるテンプレートは以下に記載されている。
www.scala-sbt.org

サンプルの実行

プロジェクトのrootに移動して、アプリを実行してみる。

sbt run

無事に動いたらブラウザでアクセスしてみる。

結果

おっ、動いた。
f:id:tasotasoso:20190426003357p:plain

play frameworkのバージョン指定

バージョン指定はbuild.sbtで確認できる。念のため確認しておく。ちなみに、play公式のplay-java-forms-example(play-samples/play-java-forms-example at 2.7.x · playframework/play-samples · GitHub)はこんな感じになっている。

f:id:tasotasoso:20190801120023p:plain
build.sbtの中身

感想

普段はactivatorでplayを動かしてるので、動くまではどきどきでした(やってることは同じなんだけど...)。
sbtの方がactivatorに比べて落としてくるモジュールも少なくて済むので、良いらしい。
公式の説明がちょっとわかりにくいんですが、これだけ簡単にできるとよいですね。

勉強関連

掲載しているplayは古いのですが、この本がわかりやすくておすすめです。

たまにモジュールが違う分は、API documentで調べて対応しましょう。
かなり違うところがあるので、仕組みの参考程度に。
新しいバージョンを使う際は、公式のgithubに上がっているサンプルなどを見つつ行うとよさそう。
github.com

そのた

・フォーラム
discuss.lightbend.com

API
#画面右側の"Browse APIs > Java"を押す
www.playframework.com