たそらぼ

日頃思ったこととかメモとか。

ErgoDashのキースイッチを交換してきた

去年の夏ごろにErgoDashを作ったのですが、キースイッチが気に入らなかったので改造してきました。

tasotasoso.hatenablog.com

今回も、遊舎工房さんで作業させていただきました!

作業内容

今回はキースイッチをHako Trueに交換しました。

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Hako True

初回作成時は、kilshのsilver軸でした。

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kilsh silver

交換経緯

タイピング時の打ち間違いの増加が原因です。

最初に自作した際は、Real ForceのMac向けキーボードの羽のような軽さのタイピング間に触発され、シルバー軸を選びました。
しかし、シルバー軸は軽さに加え、アクチュエーションポイントが浅いため、不慣れなErgoDashに付けると打ち間違いが非常に多くなってしまいました。
しばらく使うとなれるかなと思ったのですが、どうしても克服できなかったので、今回重めのスイッチに交換することにしました。

ちなみに、ほんとはクリア軸を選ぶべきだったんですね。種類が多く、クリア軸はシルバーに比べて同等かさらに珍しいので、あんまり頭にありませんでした。

作業時間とリスク

だいたい4時間くらいでした。
今回はキースイッチの交換に加え、もともとpro microの取り付けに問題があったのでその交換を行いました。
スイッチ取り換え自体は、ハンダ吸い取り機の貸し出しがあったので、だいぶ簡単にできました。
ただ、取り外し時に導電部分が多少は傷んでしまうので、できれば再度のスイッチ取り外しは避けたいなぁという感じでした。
実際今回も一部電気が流れなくなってしまい、回路を増設しました(こういうときに助けてもらえるので、作業スペースはとてもよかったです)。

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増設した回路

ErgoDash + Hako Trueの感想

今回の交換の目的は、ミスタイプ防止なので、その観点でHako Trueを選びました。
Hako Trueはタクタイル感ありの黒軸のようなうち心地で、silverと比べるとかなり重めのタイピング感になりました。
ErgoDashは一般的なキーボードと比べると若干大きめ(?)のようで、打っていて感覚的に大きく感じます。自分はその大きさも原因でミスタイプを誘発していました。そのため、重めで落ち着いて打ち込めるHako Trueの方が使いやすい印象です。
一方、店員さんにおすすめしていただいたBox Royalも非常に打ち込みした時の気持ちがよく(タクタイル感のある紫軸のような感じ)最後まで悩みましたが、タイプミスは安全ということでHako Trueにして目標は達成という感じです。
ただ、ちょっと打ってて疲れます。ただこれはあるバランスの範疇で、程度仕方ないかなと思います。その辺をうまく押さえたHHKBとかReal Forceってやっぱりすごい商品なんだなぁと痛感します。

反省点

最初に作るときに、キースイッチの種類はしっかり考えるべきでした。
キースイッチは使い心地に直結します。
非常に多くのキースイッチがあって、特に良い店頭だとなまじいろいろ試せるので、初心者だとよく分からなくなります。
ある程度知識を入れつつ、お店の人に相談して自分に合ったスイッチを選ぶと良いでしょう。
https://pcfreebook.com/article/456987960.html

一度作ってみてダメで、スイッチを取り替えるにしても、ある程度故障のリスクが出てくるので、できれば一度で良いものに出会えるのに越したことはありません。

今後

今のところとても使い心地がいいので、もう少し使ってみてよければ、職場用にBox Royalでもう一つ作ってみようかなと思っています。
エルゴノミックキーボードでタクタイル感のあるものはそうないでしょう

2.5万円程度で自分のお気に入りのタクタイル感つきエルゴノミックキーボードが手に入るなら間違いなくお手頃なんじゃないかなと思います。電子工作の勉強にもなるので…。